アメリカで妊娠糖尿病疑惑! 妊娠糖尿病の再検査

妊娠・出産

前回は、私がアメリカでの妊娠糖尿病の検査、通称グルコースチャレンジに引っかかった話を書いてみました。その記事をまだ読んでいない方はこちら

今回は、1回目の検査で引っかかった人が受ける再検査、通称3 hours glucose testについてお話ししたいと思います。

3 hours glucose test とは?

3 hours glucose testとは、その名の通り、3時間かかる検査です。1回目の検査で異常が出た場合、それから大体1週間後に再検査の予約を入れます。

再検査では、前日の夕食後から絶食して、次の日、病院についてすぐに採血を行い、空腹時の血糖値を調べます。その後、1回目のグルコーステストの時に飲んだようなブドウ糖の入ったドリンクを同じように5分以内に飲むように渡されます。ちなみに1回目のドリンクに入っていたブドウ糖の量は50gでしたが、今回は75gに増えていて、ドリンクの味自体も前回よりもパワーアップした甘さでした…

その後、1時間後、2時間後、3時間後と合計4回の採血があり、血糖値の上昇状態をより正確に観察します。というわけで、1回目の採血から4回目の採決までの計3時間ちょっとを病院で過ごさなければなりません。

前日の夕食後から絶食だし、3時間ちょっとかかるから朝一番の検査予約がオススメ!!

再検査当日

再検査当日、3時間以上も1人で病院で暇をつぶせないと思った私は、旦那さんにお願いして一緒に付き添ってもらうことにしました。しかし…病院に着くとナースから「今日はドクターの診察がないから付き添いは病院に入れないわよ。」と言われて、せっかくお仕事のお休みを取って一緒に来てくれた旦那様、すぐにお家へ帰っていきました。笑

今まで検査に備えて少し食事制限をしていたから、今日こそは検査後に美味しいランチに連れて行ってもらおうと思っていたのに…

病院に着いてすぐ、空腹時の血糖値を調べるための採血をします。そして、ブドウ糖入りのドリンクを渡されて、準備ができたら5分以内にドリンクを飲んで、飲み終わった時間を覚えているように言われます。

本当かどうか分かりませんが、私が色々リサーチをしていた時に、このドリンクをゆっくりチビチビ飲むと血糖値が比較的緩やかに上昇するという記事を見つけたので、今回はゆっくり5分ギリギリで飲もうと決めていました。(ちなみに1回目の検査では、ゴクゴク一気飲みに近く、2分ほどで飲み切りました。)

しかーし、今回のドリンク、ブドウ糖の量が前回よりも多いため、本当に甘くて、意識をしなくても5分ギリギリでした。途中でもう無理かも…と思ったほど。ナースも途中で部屋に入ってきて「あら〜まだ飲み終わってなかったの?」って笑

甘過ぎて頭痛がしそうで、本当に吐きそうだった…

ナースにしっかり見守られながら、なんとか最後の一口を飲み終わりました。

これもリサーチ中に記事に書いてあったのですが、採血と採血の合間にお水を飲んで、体を動かすと血糖値が下がると書いてあったので、合間にお水を飲もうとペットボトルをバックに忍ばせて行ったのですが、ドリンクを飲み終わってすぐ、あまりの甘い後味の悪さに「お水飲んでもいいよね?」ってナースに聞いたところ、「ダメよ〜最後の採血が終わるまでお水も飲んじゃダメなのよ。」って…死んだ…

それからは、1時間置きに行われる採血をひたすら待ちます。時間通りに戻ってくるなら病院の外に出てぶらぶらして来てもいいとのことでしたが、なんせ真冬のニューヨーク。妊婦が雪も溶け切れていない足元の悪い道を歩き回っても危険だ!と思い、たまたま誰も使っていなかった処置室のようなところで待たせてもらうことにしました。

旦那さんが付き添って一緒に待ってくれると思っていたので、特に時間を潰せる道具なども持って来ていませんでした。待っている間は、ひたすら携帯をいじり、血糖値が少しでも下がるのでは!と、たまにスクワットなどを挟みながら時間が過ぎるのを待ちました。

よく考えたらそれってcheating(ズル)じゃない?笑

ドリンクを飲み終えてからちょうどピッタリ1時間後にナースが採血をしに登場しました。その後も同じように2時間後、3時間後と採血をしに来ます。右腕から2回、左腕から2回、血を抜かれました。私の血管が細いらしく、毎回針を刺しても直ぐに血が出てこなかったため、針をぐりぐり動かされて、案の定、両腕はアザだらけになりました…

検査結果

検査結果は、数時間後、遅くても翌日には出ます。そして、今回も悪い結果だった時だけ電話がかかってくるようです。

私の結果はというと…

今回は異常なし!!

これで晴れて妊娠糖尿病の疑いは、なくなりました!!!

ちなみに私の病院の場合の再検査の正常値は

  • 絶食後の血糖値が95以下
  • 1時間後の血糖値が180以下
  • 2時間後の血糖値が155以下
  • 3時間後の血糖値が140以下

となっていました。(病院によって少し異なる場合があるようです。)

再検査前に行った対策

私が再検査前に、先輩ママさんやリサーチをして行った対策を紹介します!実質、1回目の検査結果が出てから、再検査まで1週間しかなかったし、色々な情報があり過ぎて、どれが実際に効果があったのか分かりませんが、ご参考までに。

まず、炭水化物、果物や甘いものを控えました。ゆるい糖質制限のような感じで、たくさんのお野菜とお肉などのプロテインをメインとした食事を意識しました。そして、食事の最初はいつもベジファースト!特にオクラが血糖値の上昇を緩やかにすると聞いたので、毎日毎食オクラを取り入れていました。

次に、お水をたくさん飲んで、少しでも動く、歩くことを意識しました。それまで全くといっていいほど運動をしていなかったので、毎日天気がいい日は20〜30分歩くように心がけました。そして、毎日早めの夕食(7時までには食べ終わる)を心がけました。

あまりにも直前に糖質を制限し過ぎると、検査時のブドウ糖ドリンクを飲んだ時に身体がびっくりして血糖値が爆上がりするとも聞いたので、検査前日は少しだけ糖質を取りました。

ちなみに検査前日の晩御飯は、

  • 冷しゃぶサラダ(手作りの胡麻ドレッシング)
  • ブラックビーンズとコーンのメキシカン風和え物
  • ネバネバ豆腐(オクラ、納豆、もずく、山芋)
  • キウイ 1個

コーンやキウイなどで糖質を少し取りつつ、飲み物は水かルイボスティーにして7時半には食べ終わったと思います。

まとめ

今回は、妊娠糖尿病の再検査について書いてみました。アジア人はこのテストに引っかかりやすいと聞いていましたが、やはり私の周りの日本人ママさん達の中にも1回目の検査に引っかかった方や、2回目も引っかかり妊娠糖尿病と正式に診断された方がちらほらいました。

100%効果のある対策法は、分かりませんが、やはり軽い運動と規則正しい生活、そしてバランスの取れた食事は大切だなぁと実感しました!

妊娠中は、体調が不調なことも多く、食べたくても食べられないものや、甘いものや特定なものを極端に欲したりと食事をコントロールするのが難しいですが、健康な赤ちゃんを産むためだと思って乗り越えましょう!!

 

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